
「ハーフのアイデンティティにもともと興味を持ったのは二人とも異文化間の経験を踏まえているからなんです。他のハーフの方たちと同じように、私たちも自分のアイデンティティについて追求してきました。外見や生い立ちまたは私たちの社会的な位置等に根源があると考えています。」
ナタリーがこのトピックに興味がある理由はやはり彼女の経験に基づくもので、白人に見られる事、そしてブロンドであるためハーフとはまずすぐに認識されな い事に対する不満から成るものです。その反面、ナタリーは他のハーフを見抜くのはそう難しくないと感じており、「ハーフの容姿」というものがあるのでは と、写真を通してさらに追求しています。彼女は写真という媒体を使用してハーフの描写そして研究をしています。
逆にマーシャは日本で生まれ育ち、日本での生い立ちにもかかわらず外国人として扱われてきたため、ナタリーと同様に不満をかかえていた。白人の容姿、天然 パーマ、背が高く、きゃしゃではない為、よく目立った。にもかかわらず、日本文化独特なのか「みんなと馴染む」ことが重要だった。日本で疎外経験をしてき たた身としては、日本社会がなぜ自分を普通の日本人として受け止められないのか常に考えたものだ。
写真展プロジェクトはキップ・フルベックの「ハパプロジェクト」とワォルター・シェルとベアテ・ラコタの「Life before death」により影響を受けました。彼らの作品に感謝しております。
2008 年に発起して以来当プロジェクトは文化、社会学や美術の分野にて活躍している専門家やアーティストによろ世界的な評価を受けております。社会対話を通 してオリジナル製の高い角度から現代社会を描いた作品です。2008年10月にイベント盛りだくさんの世界初の「ハーフ・ジャパニーズ」展がイギリス・ロンドンにあ るBodhi ギャラリーで開かれました。在英日本大使館が主催する日英修好通商条約150周年記念事業JapanUK150 の一環として正式登録され、補助金も頂きました。また、その他にも、非営利団体であるジャパンソ・ソサエティ、そしてジャパン・センター、サントリー、クリアスプリング、ニューテックの5社がスポンサーとなりました。2009年度は、全日空、MAMIYA更には笹川財団による提供でプロジェクトを展開しております。今年は上智大学、津田塾、ロンドン大学などでの講演・ワークショップを行いました。